| Title ： |
進行a3胸部食道癌に対する肺合併切除術-2年以上無再発生存例について- |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
齊藤幸人*, 梅本真三夫*, 今村洋二*, 山中英治**, 日置紘士郎** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*関西医科大学胸部外科, **関西医科大学第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
527-532 |
| Year/Month ： |
1995 / 4 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
進行A3胸部食道癌に対して病巣の完全切除を目的とした肺合併切除を4例に行った. このうち2例が2年以上無再発生存である. 1例は60歳, 男性で腫瘍占拠部位はImで肺浸潤を認め, 食道亜全摘除術と右下葉の合併切除を行った. 病理所見では高分化扁平上皮癌で肺内浸潤がみられ肺内リンパ節転移がみられた. 本例は術後51ヵ月目に慢性骨髄性白血病にて死亡したが, 食道癌の再発はみられず非担癌状態であった. もう1例は60歳, 男性で腫瘍占拠部位はIm, Eiで肺静脈下幹に腫瘍浸潤があり浸潤心膜と共に右下葉切除を行った. 郭清リンパ節のうち#109に転移がみられた. 術後30ヵ月目の現在無再発生存中である. en blocに根治的切除が可能な肺浸潤例はa3症例でも大動脈, 気管・気管支浸潤例に比し良好な予後が期待できる. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：527－532）癌患者の増加に伴い関連各科と共同のもとに境界領域の手術を行う機会が多くなってきた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
食道癌, 肺合併切除, 長期生存例 |
