| Title ： |
成人型呼吸促迫症候群に対するVenovenous extracorporeal membrane oxygenation施行, 離脱症例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
山本和男*, 丸山行夫*, 大関一**, 篠永真弓*, 上野光夫*, 江口昭治** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*新潟こばり病院心臓血管外科, **新潟大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
4 |
| Page ： |
547-552 |
| Year/Month ： |
1995 / 4 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
69歳, 女性. 冠状動脈バイパス術後の重症の成人型呼吸促迫症候群（ARDS）に対して4日間の人工換気後, ヘパリン共有結合肺, 回路を用いたVenovenous extracorporeal membrane oxygenation（V-V ECMO）を施行し, 経過中2回の装置交換を要したが, 186時間後に離脱し得た. ECMOに伴う出血, 凝固線溶系の亢進は認めず, むしろECMO開始前のDIC状態は改善した. 血小板数もECMO中は前値の半数程度が維持された. ARDS症例に対する抗血栓性装置を用いた長時間V-V ECMOが有用であった1例と考えられる. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：547－552）成人型呼吸促迫症候群（ARDS）は死亡率の高い難治性の疾患群であり, 通常の人工換気+終末呼気陽圧（PEEP）に反応しないことも多く, extracorporeal membrane oxygenation（ECMO）の適応となることがある. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
ARDS, ECMO, 冠状動脈バイパス術, 凝固線溶系, DIC |
