| Title ： |
Bjork-Shiley C-C弁置換術後の流出路側支柱破損の1例及び予防的再弁置換術の1例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
斎藤聡*, 徳永裕之*, 高橋早苗**, 青見茂之*** |
| Authors（kana） ： |
|
| Organization ： |
*佼成病院心臓血管外科, **佼成病院循環器内科, ***東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
852-856 |
| Year/Month ： |
1995 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Bjork-Shiley Convexo-Concave弁（C-C弁）はその耐久性に問題があり, 流出路側支柱の破壊による急性人工弁機能不全の発生が高率であると考えられている人工弁である. 今回われわれはC-C弁置換術後の急性人工弁機能不全で救命できなかった1例及び予防的再弁置換術を施行した1例を経験し, 摘出した2つのC-C弁を電子顕微鏡的に検討し興味ある知見を得たので報告する. 症例1：43歳, 男性. 9年前に27mm Mitral C-C弁による僧帽弁置換術を施行, 突然の呼吸困難を主訴を起坐呼吸状態で来院した. IABPを含む内科的治療を行ったが治療の甲斐なく永眠した. 病理解剖にて流出路側支柱の破壊を確認した. 破壊されたC-C弁の破面の電子顕微鏡による検討では溶接部分に金属疲労の特徴的所見であるストリエーション状模様を認め溶接部分の金属疲労による破壊であることを確認した. 症例2：10年前に21mm Aortic C-C弁による大動脈弁置換術を施行, 再弁置換術に対する十分なInformed Conscentを行い, 再弁置換術を希望し入院となった. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Bjork-Shiley Convexo Concave弁, 人工弁機能不全, 金属疲労, 予防的再弁置換術 |
