| Title ： |
右気管支拡張症術後慢性膿胸に対する経心嚢的completion pneumonectomyと大網充填術 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
森田理一郎**, 鬼塚正孝*, 三井清文*, 赤荻栄一*, 石川成美*, 菅理晴** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*筑波大学臨床医学系外科, **埼玉医科大学第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
913-916 |
| Year/Month ： |
1995 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
61歳, 男性. 36年前, 気管支拡張症による肺膿瘍のため前医で右中下葉切除を施行された. その後, 気管支拡張症は右上葉にも及び, 多数の末梢気管支瘻を生じ膿胸となったため, 3年前に開窓ドレナージが行われた. 残存右上葉の機能はなく有瘻性慢性膿胸の根治を目的として経心嚢的completion pneumonectomyと有茎大網充填術を施行した. 一期的閉鎖を試みたものの術後胸腔再感染を起こし再開窓を必要としたが, 胸腔の浄化を待ちClagett変法にて2ヵ月後閉窓根治ができた. 大網充填は膿胸を伴った肺摘除後気管支瘻の防止に有効であった. しかし, 大網充填にもかかわらず死腔の残った膿胸腔の一期的閉鎖は行うべきではないと思われた. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：913－916）気管支拡張症から多数の気管支胸膜瘻を有し, 開窓ドレナージが行われていた右肺中下葉切除術後慢性膿胸の根治を目的として経心嚢的completion pneumonectomyと有茎大網充填術を行い, その後開窓ドレナージを要したものの良好な結果を得た症例を経験したので報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
経心嚢的completion pneumonectomy, 大網充填術, 慢性膿胸 |
