| Title ： |
下腹壁動脈-内胸動脈のcomposite graftによる冠血行再建術 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
渡邊剛, 三崎拓郎, 湖東慶樹, 山下昭雄, 中島邦喜, 深原一晃, 上山克史 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
富山医科薬科大学第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
8 |
| Page ： |
1103-1106 |
| Year/Month ： |
1995 / 8 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
1992年11月から1995年2月の間に, 10例に対し下腹壁動脈-内胸動脈のcomposite graft（以下IEA-ITA CG）を用いた冠血行再建術を行った. 対象は平均60.3歳（43～68歳）, 全例男性であった. 心筋梗塞の既往を合例に認め, 重症3枝病変が9例, 左冠動脈主幹部病変1例, 術前左室駆出率は平均61.8％（43～77％）であった. IEAは全例片側を使用した. 同時使用した内胸動脈は右5本, 左10本, 胃大網動脈は5本であった. 平均末梢側吻合数は3.6±1.1/pt., 動脈graftとして平均末梢側吻合数は2.5±1.0/pt.であった. IEAの長さは平均10.6cm（7.0～17cm）, 大動脈遮断時間は平均59.8±12.8分であった. 10例中9例に術後bypass graft造影を行い, 全例IEA-ITA CGの開存が確認された. IEA-ITA CGは動脈graftによる多枝冠血行再建術を可能とし, 胃大網動脈との併用により多枝動脈バイパス術の適応が更に拡大できることが示された. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：1103－1106） |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
内胸動脈, 下腹壁動脈, 動脈graft, composite graft |
