| Title ： |
急性心筋梗塞に対する血栓溶解療法後に発生した心破裂及びPTCAガイドワイヤーによる冠状動脈穿孔の手術治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
荻野均, 三木成仁, 上田裕一, 田畑隆文, 森岡浩一, 酒井哲郎 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
天理よろづ相談所病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
8 |
| Page ： |
1151-1154 |
| Year/Month ： |
1995 / 8 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
急性心筋梗塞（AMI）に対してtissue plasminogen activator（t-PA）による血栓溶解療法後, percutaneous transluminal coronary angioplasty（PTCA）施行中に心破裂を併発し, 緊急下に修復術を施行した. 術中所見として左室心尖部近くにoozing typeの小さな心破裂を認めた. ただ, これとは別に左冠状動脈前下行枝（LAD）をはさんで右室側に拡がるより大きな心外膜下血腫を認め, PTCA用ガイドワイヤーによるLAD穿孔からの出血と判明した. これら2ヵ所からの出血がt-PAにより助長され, 急激な心タンポナーデを生じたと思われた. 血栓溶解療法後の留意すべき合併症と思われ報告する. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：1151－1154）近年, AMIに対する急性期の治療として, percutanous transluminal coronary recanalization（PTCR）やt-PAなどの血栓溶解療法が積極的に行われるようになってきた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
心破裂, 血栓溶解療法, PTCAガイドワイヤー, 冠状動脈穿孔 |
