アブストラクト（43巻8号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 術後22年目の僧帽弁位Starr-Edwardsボール弁（model 6320）の人工弁感染に対する再弁置換の1治験例 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 康徳光, 北村信夫, 木村俊一, 春藤啓介, 野地智, 山口明満 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 国立大阪病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 43 |
| Number ： | 8 |
| Page ： | 1187-1190 |
| Year/Month ： | 1995 / 8 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | Starr-Edwardsボール弁（model 6320）による僧帽弁置換術後22年目に人工弁感染のため, 僧帽弁再置換術を施行した症例を経験した. 症例は43歳, 女性. 人工弁感染による僧帽弁周囲逆流並びに三尖弁閉鎖不全で発症したが, 再手術時の当人工弁の所見から人工弁感染を併発していなければ更に長期の間, 良好な弁機能を維持していたと思われたほどボール弁機能は完全であった. われわれの調べ得た限りでは本邦最長例で, 非常に興味深い貴重な1例と考えられた. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：1187－1190）1960年7月より臨床使用の始まったStarr-Edwardsボール弁1）（以後S-E弁）は血栓塞栓症, 被覆弁のcloth-wear, 溶血性貧血などの合併症により現在では大動脈弁用にmodel 1200と1260が, 僧帽弁用にはmodel 6120がごく限られた施設で使われているのみで既に過去の人工弁となりつつある. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Starr-Edwardsボール弁, 人工弁感染 |
