アブストラクト（43巻9号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 胸腔内迷走神経より発生した神経鞘腫の1手術例-本邦報告例を含めて- |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 大滝章男, 吉田一郎, 石川進, 相崎雅弘, 大谷嘉己, 森下靖雄 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 群馬大学医学部第2外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 43 |
| Number ： | 9 |
| Page ： | 1675-1679 |
| Year/Month ： | 1995 / 9 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 胸腔内迷走神経より発生した縦隔神経鞘腫の1手術例を経験した. 症例は31歳, 女性. 検診による胸部単純写真で異常陰影を指摘され, 縦隔腫瘍の診断で手術を施行した. 迷走神経を含め摘出した腫瘍の病理組織診断は神経鞘腫であった. 嗄声などの合併症もなく術後経過は順調であった. 迷走神経由来の神経鞘腫は, 胸部ではまれであることから, 本邦報告例を含めて報告した. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：1675－1679）縦隔腫瘍の中で神経原性腫瘍は胸腺腫についで頻度が高いが, 迷走神経発生例はまれで, 著者らの調べ得た限り本邦報告例は36例のみである. 最近, 著者らは胸腔内右迷走神経から発生した神経鞘腫の1手術例を経験したので, 本邦報告例を含めて若干の文献的考察を加えて報告する. 「症例」症例：31歳, 女性. 主訴：胸部の異常陰影. 家族歴, 既往歴：特記すべきことなし. 現病歴：1992年5月, 会社検診による胸部単純X線写真で異常陰影を指摘された. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 縦隔腫瘍, 神経原性腫瘍, 神経鞘腫, 迷走神経 |
