| Title ： |
肥大型閉塞性心筋症及び器質的僧帽弁閉鎖不全症を合併した冠状動脈疾患に対して僧帽弁置換術と冠状動脈バイパス手術を同時に施行した1例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
野口英樹**, 土居幸司*, 井隼彰夫*, 千葉幸夫*, 村岡隆介* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*福井医科大学第2外科, **社会保険小倉記念病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
1741-1746 |
| Year/Month ： |
1995 / 10 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
65歳, 男性. 肥大型閉塞性心筋症の経過中に動悸, 前胸部絞扼感が頻発するようになり入院した. 精査の結果, 肥大型閉塞性心筋症（圧差35mmHg）のほか左前下行枝の高度な冠状動脈狭窄と高度の僧帽弁閉鎖不全を合併していることが明らかとなった. 薬物治療により病状の改善が認められないため手術適応となった. 肥大型閉塞性心筋症に冠状動脈狭窄を合併した際には, 冠状動脈バイパス手術のみを行うか, 僧帽弁置換術もしくは心筋切除術も併せて同時に行うかの2つの選択があるが, 本症例では冠状動脈バイパス手術と僧帽弁置換術とを同時に行い臨床症状の改善をみた. 肥大型閉塞性心筋症に冠状動脈狭窄を合併した際の手術について文献的考察を加えて報告した. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：1741－1746）肥大型閉塞性心筋症に冠状動脈狭窄症を合併した際には, 冠状動脈バイパス手術のみを行うか, 僧帽弁置換術（MVR）もしくは心筋切除術も併せて同時に行うかの2つの選択がある. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
肥大型閉塞性心筋症, 冠状動脈狭窄症, 冠状動脈バイパス手術, 僧帽弁置換術 |
