| Title ： |
心筋梗塞, 三枝病変を合併した多発性大動脈瘤に対する二期的拡大再建術の1例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
下地光好, 古謝景春*,**, 国吉幸男, 赤崎満, 宮城和史, 草場昭*,** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*琉球大学医学部第2外科, **琉球大学地域医療センター |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
1752-1756 |
| Year/Month ： |
1995 / 10 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
虚血性心疾患を伴った多発性大動脈瘤に対し二期分割手術を行い良好な結果を得た. 症例は69歳, 男性. 心筋梗塞の既往歴がある. 初回手術として脳分離体外循環を併用した完全体外循環を補助手段に送血部を含む4分枝付グラフトを用いて上行弓部全置換と大伏在静脈を用いた3枝CABGを行った. 初回術後2ヵ月目にF-Fバイパス下に, 胸腹部大動脈瘤, 腎動脈下腹部大動脈瘤のグラフト置換を行い, 同時に第9, 10肋間動脈, 第4腰動脈はバイパス法にて再建, 第11肋間動脈及び第1腰動脈は斜切法にて温存した. 術後は対麻痺, 脳合併症もなく軽快退院, 二期的拡大再建術後2年2ヵ月の現在, 特に症状はなく健存である. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：1752－1756）動脈硬化に起因する多発性大動脈瘤は冠状動脈を初め他の動脈にも広範囲に硬化病変が及んでいることが多く治療に難渋する疾患の1つと考えられる. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
多発性大動脈瘤, 虚血性心疾患, 二期的拡大再建術 |
