アブストラクト（43巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 早期血栓閉塞型大動脈解離の治療-Stanford A型に対する治療方針の検討- |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 斎藤雄平*, 中山健吾*, 山内正信*, 具光成*, 佐々木哲也*, 野坂誠士*, 山田公彌** |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | *島根医科大学第1外科, **都志見病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 43 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 1789-1794 |
| Year/Month ： | 1995 / 11 |
| Article ： | 原著 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 1985年5月から1995年4月までの間に, 当科に入院した急性大動脈解離31例のうち早期血栓閉塞型大動脈解離（早期閉塞型）は10例（32％, 男性1例, 女性9例, 平均63歳, Stanford A型6例, B型4例）であった. CT上, 早期閉塞型の最大大動脈径はA型52±6mm（開存型55±12mm）, B型41±4mm（開存型45±0mm）で, 有意差はなかった. 全大動脈面積に対する真腔の面積比は早期閉塞型が78±14％で, 開存型34±19％に比し有意に大きかった. 早期閉塞型に対する保存的治療中, 早期に手術が必要となった症例が5例あった. 手術例はすべてStanford A型で, そのうち3例が3日以内の急性期に, 2例は発症より34日目, 37日目の慢性期であった. また, 1例は5年5ヵ月の遠隔期に手術を施行した. 遠隔期に1例が突然死した. 早期閉塞型解離であっても, Stanford A型に限れば6例中5例に発症早期に手術を必要としており, 治療方針の再考が必要と考えられた. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：1789－1794） |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 大動脈解離, 血栓閉塞型大動脈解離, Stanford A型, 手術適応, 予後 |
