| Title ： |
大動脈基部, 弓部大動脈全置換術後の活動期感染性心内膜炎に対するtranslocation法を用いた大動脈基部再手術の1治験例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
堺正仁*, 樗木等*, 坂口昌之*, 須田久雄**, 伊藤翼** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
*佐賀県立病院好生館循環器外科, **佐賀医科大学胸部外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
43 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
1865-1869 |
| Year/Month ： |
1995 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
患者はMarfan症候群の42歳, 男性. Carrel patch手技を用いた大動脈基部再建後5年目, 弓部大動脈全置換後4年目の活動期感染性心内膜炎に対してtranslocation法を用いて大動脈基部再建術を施行し, 良好な結果を得た. 大動脈基部再建術後, 活動期感染性心内膜炎の再手術例は報告が少なく, その術式, 問題点などを文献的考察を加え報告する. （日本胸部外科学会雑誌1995；43：1865－1869）人工弁置換術後の感染性心内膜炎（prosthetic valve endocarditis：PVE）は重篤な病態で致死率が高い. 今回, われわれはmodified Bentall術, 弓部大動脈全置換術後に感染性心内膜炎を併発したMarfan症候群の男性にtranslocation法を用いて再手術を行い良好な結果を得た. Modified Bentall術後のPVEの治験報告例は少なく, また, Carrel patch法後の再手術報告は見られず, 本例の概要を文献的考察を加え報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Marfan症候群, 再Bentall術, 活動期感染性心内膜炎, translocation法 |
