| Title ： |
開心術におけるヘパリンコーティング体外循環回路の生体適合性及び臨床的有用性 |
| Subtitle ： |
原著 |
| Authors ： |
山中淳, 竹内靖夫, 鳥井晋造, 五味昭彦, 中谷速男, 河野康治 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
関東逓信病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
47-53 |
| Year/Month ： |
1996 / 1 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
ヘパリンコーティング体外循環回路（Duraflo-II）の凝固・線溶. 補体系の抑制による生体適合性及びそれに伴う出血量・輸血量削減などの臨床的有用性を従来型回路との比較により検討した. 凝固系ではFibrinogenの減少抑制効果が認められた. AT-IIIの減少はコーティングされているヘパリンとAT-IIIが反応することによるこの回路の特性と考えられる. 補体系ではC3aの増加抑制の傾向が認められた. ヘパリン投与量を従来の350IU/kgから200IU/kgへと減量を行ったが, 体外循環中のACTは300秒以上を維持することが可能であり, ヘパリン減量に伴う合併症の発生はなく, 体外循環が安全に施行可能であった. プロタミン投与後出血量, プロタミン投与後手術時間, 他家血輸血量, 術後早期グラフト開存率には有意差を認めなかった. （日本胸部外科学会雑誌1996；44：47－53） |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
ヘパリンコーティング, Fibrinogen, AT-III, C3a |
