| Title ： |
胸骨浸食を呈した術後仮性遠位弓部大動脈瘤に対する左開胸/低体温脳循環停止法による1再手術治験例 |
| Subtitle ： |
|
| Authors ： |
久保清景, 広瀬一, 松本興治, 不破誠行, 森義雄, 石川真 |
| Authors（kana） ： |
|
| Organization ： |
岐阜大学医学部第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
2 |
| Page ： |
188-191 |
| Year/Month ： |
1996 / 2 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
遠位弓部大動脈瘤術後に胸骨まで浸食が及んだ吻合部仮性動脈瘤の1手術例を経験した. 本症例ではその到達法, 補助手段の選択が手術の成否に重要である. 症例は76歳, 女性. 1988年に破裂性遠位弓部大動脈瘤に対して人工血管パッチ閉鎖術を施行した. 以後経過は良好であったが, 1993年6月前胸部拍動性腫瘤を初めて指摘され, 胸部CT像にて吻合部仮性動脈瘤と診断された. 1993年7月6日左開胸, 右大腿動脈送血, 左心耳及び主肺動脈脱血にて, 低体温下脳循環停止法を用い人工血管パッチ閉鎖術を行った. 最低直腸温19.5度, 脳循環停止時間45分であった. 術後約1年の現在経過観察中である. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
左開胸, 低体温循環停止法, 胸骨浸食, 吻合部動脈瘤, 遠位弓部大動脈瘤 |
