| Title ： |
肺内転移を有する肺癌切除例におけるUICC新TNM分類の妥当性と手術適応 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
薄田勝男, 斎藤泰紀*, 佐藤雅美*, 佐久間勉, 相川広一*, 高橋博人*, 岡庭群二, 半田政志, 高橋里美, 藤村重文* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
仙台厚生病院外科, *東北大学加齢医学研究所外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
5 |
| Page ： |
629-633 |
| Year/Month ： |
1996 / 5 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
1952年から1991年6月までに当科で切除された肺内転移(pm)陽性肺癌61例を対象にUICCの新TNM分類の妥当性及び手術適応を検討した. 旧分類では, pm陽性IV期61例の5生率は17%と, pm陰性IV期22例の2生率5%に比較し有意に良好であった. 新分類での生存率は1期例で4生率67%, IIIA期例で5生率33%, IIIB期例で5生率5%であり, IIIA期・IIIB期間に有意差を認めた. N因子別では, N0, N1例の5生率は62%とN2, 3, Xの4生率3%に比較し有意に良好であった. 組織型別では, 扁平上皮癌例の5生率は61%と腺癌例の9%に比較し有意に良好であった. 以上より, (1)UICC新TNM分類により, 同側のpmの評価はより妥当性を持つようになった. 対側肺内のpmの検討が必要である. (2)pm例の場合でもN0, N1, 組織型では扁平上皮癌例の切除成績は比較的良好である. 治療の選択上多発癌とみなしてよいと考えられた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
原発性肺癌, 肺内転移, UICC新TNM分類, 肺切除, 手術適応 |
