アブストラクト（44巻5号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | Fallot四徴症根治術後遠隔期の心室頻拍に対して瘢痕切除及び冷凍凝固を施行した1例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 花田智樹, 安藤史隆, 大谷成裕, 武知哲久*, 三崎拓郎** |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 兵庫県立尼崎病院心臓血管外科, *兵庫県立尼崎病院心臓センター小児部, **富山医科薬科大学第1外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 44 |
| Number ： | 5 |
| Page ： | 664-667 |
| Year/Month ： | 1996 / 5 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は26歳, 男性. 1歳5カ月時にFallot四徴症根治術を施行されている. 11歳時に心室中隔欠損残存短絡及び右室流出路狭窄のため, 再手術を受けた. その際完全房室ブロックを生じたため, 経静脈ペースメーカーを植え込まれるが, ペーシング閾値の上昇により13歳時に心筋電極を植え込まれた. 23歳時より血痰, 咳嗽, 発熱を認め, 25歳時より発作性に心室頻拍を生じるようになった. 頻拍は薬剤抵抗性であり, 直流除細動を頻回に必要としたため, 外科治療の適応となった. 術前電気生理検査では右室流出路に遅延電位を認めた. また同時に血液培養ではPeptostreptococcusが検出され, ペースメーカーリードによる感染性心内膜炎が疑われた. 手術では心室頻拍を誘発し, 最早期興奮部位を決定して, 心筋切除, 冷凍凝固を行った. ペースメーカーリードは切除し, 新たに心筋電極を植え込み手術を完成した. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Fallot四徴症, 心室頻拍, 不整脈の外科治療, 冷凍凝固 |
