アブストラクト（44巻6号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | Annulo-aortic ectasia, Aortic regurgitationに対する大動脈弁温存基部再建術(David手術)の1例-術中内視鏡による評価を含めて- |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 古川浩二郎, 樋口真哉, 上野哲哉, 須田久雄, 夏秋正文, 伊藤翼 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 佐賀医科大学胸部外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 44 |
| Number ： | 6 |
| Page ： | 826-829 |
| Year/Month ： | 1996 / 6 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 現在大動脈弁輪拡張症(AAE), 大動脈弁閉鎖不全症(AR)に対しては, 弁付きグラフトによる再建術が標準術式となっているが, 今回われわれは, 大動脈弁を温存し大動脈基部を再建するDavid手術を行い, また術中内視鏡で大動脈弁を観察し若干の知見を得たので報告する. AAE, ARを呈した68歳, 男性に対し, 大動脈弁を温存し弁をグラフトに内挿し冠状動脈はCarrel patch法にて再建した. 大動脈遮断解除前に内視鏡で大動脈弁を観察しARが消失したことを確認した. 術後の大動脈造影では極く軽度のARを認めるものの, 術後7ヵ月の現在もARの増悪なく経過良好である. David手術の有用性と問題点, 大動脈弁を温存する手術における内視鏡による評価の有用性につき若干の文献的考察を加え報告した. これまで大動脈弁輪拡張症(AAE), 大動脈弁閉鎖不全症(AR)を呈する症例に対しては, 弁付きグラフトによる大動脈基部再建術が行われており, その優れた遠隔成績と共に確立した術式となっている. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | AAE, AR, David手術, 術中内視鏡 |
