| Title ： |
大動脈炎症候群に合併した上行弓部大動脈瘤と大動脈弁閉鎖不全に対する大動脈基部置換術と弓部全置換術の一期手術 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
佐々木昭彦, 馬見知大, 大川洋平, 道井洋吏, 杉木健司, 大野猛三 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
北海道大野病院心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
839-843 |
| Year/Month ： |
1996 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は45歳, 女性. 20年前より大動脈炎症候群と大動脈弁閉鎖不全(AR)でステロイドの継続治療を受け徐々に上行弓部大動脈が拡大しARによる心不全症状が出現した. 入院時炎症反応は陰性で血管造影にて上行弓部大動脈は最大径11cm, 下行大動脈も4.5cmと拡大し左鎖骨下動脈起始部の閉塞を認め, 心エコーにてAR III度を認めた. 手術はCarrelパッチ法による大動脈基部置換術と弓部全置換術を一期的に施行した. 術後は良好に経過し, 術後造影では左総頸動脈に狭窄所見を認めるも冠状動脈口や人工血管吻合部に異常を認めず, 患者は元気に退院した. 大動脈炎症候群は病因が不明で大動脈及び分枝の狭窄や閉塞病変が主体の疾患であるが拡張性病変(Annuloaortic ectasia;AAEなど), 大動脈弁閉鎖不全(AR), 冠状動脈病変(入口部狭窄)など種々の病態を呈する. 今回, 著者らは本症に合併した上行弓部大動脈瘤とARに対しCarrelパッチ法による大動脈基部置換術と弓部全置換術を一期的に施行し治験を得たのでその手術手技を含めて検討した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
大動脈炎症候群, 上行弓部大動脈瘤, 大動脈弁閉鎖不全, 大動脈基部置換術, 弓部全置換術 |
