| Title ： |
B型解離性大動脈瘤にて胸部下行大動脈置換術後の遠隔期に発症した急性A型解離性大動脈瘤の2治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
岡田健志, 安藤太三, 大北裕, 師田哲郎, 高本眞一 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
国立循環器病センター心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
848-852 |
| Year/Month ： |
1996 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
B型解離性大動脈瘤にて胸部下行大動脈置換術後の遠隔期に発症した急性A型解離性大動脈瘤を2例経験した. 症例1:75歳, 男性. 68歳時にB型解離性大動脈瘤が発症した. 同年腹部大動脈置換術を, 71歳時に胸部下行大動脈置換術を施行された. 75歳時に突然の意識消失が出現し, 胸部CT検査でバルサルバ洞から弓部に解離を認め, 急性A型解離性大動脈瘤と診断された. 症例2:33歳, 女性. 29歳時にB型解離性大動脈瘤が発症し, 遠位弓部下行大動脈置換術が他院で施行された. 33歳時に目眩が出現, 大動脈造影で大動脈弁直上より前回手術の人工血管中枢側まで及んだ解離を認めた. 2例とも脳分離体外循環下に上行弓部大動脈全置換術を施行し, 良好な結果を得た. 2例の解離発症の病因はそれぞれ高血圧と中膜壊死であった. B型解離性大動脈瘤において中膜壊死, 高血圧の素因のある症例では注意深い経過観察を要すると考えられた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
B型解離性動脈瘤, 胸部下行大動脈置換術後, 急性A型解離性動脈瘤, 脳分離体外循環, 上行弓部大動脈全置換術 |
