| Title ： |
Von Recklinghausen病に合併した縦隔発生悪性神経鞘腫の1手術例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
鈴木洋人, 山口豊, 木村秀樹*, 柴光年, 馬場雅行, 廣島健三* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
千葉大学医学部肺癌研究施設外科, *千葉大学医学部病理, **千葉県がんセンター呼吸器科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
864-868 |
| Year/Month ： |
1996 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Von Reclinghausen病に合併した縦隔悪性神経鞘腫の1手術例を報告した. 症例は44歳, 女性. 胸部X線写真にて異常影を指摘され入院. 胸部CTにて上縦隔に嚢胞性腫瘤を認め, 摘出術を施行した. 交感神経幹に連続性して腫瘤が存在, 切除標本割面では, 60×35×33mmの厚い被膜を有する多房性の嚢胞を呈しており, 被膜の一部は充実性腫瘍形成の部分が認められた. 病理組織所見では, 神経線維腫の部分に連続して高度の細胞異型を示す部分が大部分を占め, 抗S-100蛋白抗体による免疫染色にて陽性所見を示し, 悪性神経鞘腫と診断された. 術後2年を経過したが, 健在である. 嚢胞状を呈した悪性神経鞘腫の本邦報告は認められない. Von Recklinghausen病は, その10%前後に悪性神経鞘腫の合併が報告されている. しかし, 縦隔発生の悪性神経鞘腫の合併は比較的頻度が低いとされている. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Von Recklinghausen病, 悪性神経鞘腫, 縦隔腫瘍 |
