Title : |
冠状動脈バイパス術前後の123Iメチルヨードフェニルペンタデカノイックアシッド心筋シンチグラフィの有用性の検討 |
Subtitle : |
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Authors : |
林一郎**, 幕内晴朗, 成瀬好洋, 小林俊也, 山本平, 針谷明房, 丸野広大*, 村田啓* |
Authors(kana) : |
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Organization : |
虎の門病院循環器センター外科, *虎の門病院循環器センター放射線科, **現 順天堂大学医学部胸部外科 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
44 |
Number : |
7 |
Page : |
912-917 |
Year/Month : |
1996 / 7 |
Article : |
原著 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
123Iメチルヨードフェニルペンタデカノイックアシッド心筋シンチグラフィ(以下BMIPP)は虚血心筋における脂肪酸摂取の状態を反映するといわれている. そこで冠状動脈バイパス術(以下CABG)前後25症例に現在心筋虚血や梗塞領域を検出するうえでスタンダードされているタリウム心筋シンチグラフィ(以下T1)とBMIPPを行い比較検討をした. 心不全や不安定狭心症のため術前に負荷のかけられなかった5例には術前のみ安静時T1を行い, その他の症例はすべて術前後とも負荷T1を行った. 術前のBMIPPと安静時T1はほぼ一致した. 術前後のシンチグラフィの比較では, 術後負荷T1は55%が改善したが, BMIPPでは18%しか改善しなかった. 以上よりBMIPPの術前の心筋虚血や梗塞心筋の診断能は安静時T1とほぼ同等であった. また術後BMIPPで取り込みの改善した領域は少なく, 術直後には脂肪酸代謝は必ずしも改善していないことが示唆された. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
BMIPP, T1, 脂肪酸代謝, CABG |