アブストラクト（44巻7号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 外傷性心室中隔穿孔の1治験例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 竹村俊哉, 吉津博, 羽鳥信郎, 志水正史, 田中勧 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 防衛医科大学校第2外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 44 |
| Number ： | 7 |
| Page ： | 982-985 |
| Year/Month ： | 1996 / 7 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 胸部打撲により発症した外傷性心室中隔穿孔に対し待機的に人工心肺下にパッチ閉鎖術を行い, 良好な結果を得た症例を経験したので報告する. 症例は72歳, 女性. 電車内での胸部打撲より2日目に心不全症状を起こし, 当院に入院となった. カラードップラー断層心エコーと心臓カテーテル検査により筋性部心室中隔穿孔と診断し, 受傷の約1カ月半後にパッチ閉鎖術を行った. 術後は短絡遺残もなく, 経過は順調であった. 比較的軽度な外力によって生じたまれな症例と思われた. 鈍的心外傷は一般的に交通事故や転落事故などの強 大な外力により発生することが多いが, 今回われわれは高齢者で比較的軽度な外力によって発生し, 心不全症状を呈し, 手術により治癒した1例を経験したので報告する. 「症例」症例：72歳, 女性. 主訴：動悸, 息切れ. 既往歴：約10年前に上室性期外収縮を指摘され精査したが問題なしといわれた. また1年前から境界型糖尿病を指摘されているが特に治療は受けていない. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 非穿通性心外傷, 心室中隔穿孔 |
