アブストラクト（44巻7号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | Fontan型手術後の再手術1治験例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 戸田理一郎, 湯田敏行, 海江田衛, 竹中晃司*, 豊平均**, 平明** |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 県立宮崎病院心臓血管外科, *県立宮崎病院外科, **鹿児島大学第2外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 44 |
| Number ： | 7 |
| Page ： | 986-989 |
| Year/Month ： | 1996 / 7 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 三尖弁閉鎖症（TA）の診断で26年前にGlenn手術, 7年前に弁付き人工血管を用いたFontan型手術を受けた32歳女性が心不全を来した. 右心房造影でstuck valveと人工血管に狭窄を認めたため, 人工弁摘出と人工血管の内膜除去を行った. 術後右心房造影では人工血管に狭窄, 圧較差も認めず良好な結果を得た. 胸骨直下に位置する弁付き人工血管のため再手術に際しては, 大腿動静脈送脱血の体外循環の適応を含め慎重に対処する必要があり, 術後の抗凝固療法も充分考慮する事が肝要と思われた. 三尖弁閉鎖症（TA）で26年前にGlenn手術, 7年前に弁付き人工血管を用いFontan型手術を受けた症例が, stuck valveから心不全を来したため再手術し, 良好な結果を得た. 「症例」患者：32歳, 女性. 主訴：顔面浮腫, 労作時呼吸困難. 現病歴：1968年（6歳時）TAの診断で鹿児島大学第2外科でGlenn手術を受けた. 24歳頃より無酸素発作が頻回に出現したため1987年（25歳時）に同病院でFontan型手術を受けた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Fontan型手術, 再手術, 弁付き人工血管 |
