| Title ： |
縦隔悪性リンパ腫16例の検討 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
矢野智紀, 山川洋右, 丹羽宏, 深井一郎, 桐山昌伸, 斉藤雄史, 可児久典, 佐々木秀文, 正岡昭 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
名古屋市立大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
8 |
| Page ： |
1114-1118 |
| Year/Month ： |
1996 / 8 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
当科で経験した縦隔悪性リンパ腫16例に対し, 初発症状, 腫瘍径, 手術, 組織型, 臨床病期の各要素と予後との関係について検討した. 自覚症状の有無及び縦隔に局在するための圧迫や浸潤による症状の有無と予後との間には相関は認められなかった. また10cm以上の腫瘍径の大きな症例では予後不良の傾向にあった. 肉眼的に遺残を認めた不完全な摘出術を含めた摘出術施行例と生検に留まった症例を含めた手術非施行例を検討したところ, 外科的治療における明らかな意義は認められないようであった. 組織型ではホジキン病で予後良好の傾向があった. また臨床病期としてAnn Arbor分類は予後との相関を認めず, 縦隔悪性リンパ腫に対しては適当な臨床病期分類ではないと考えられた. 外科的治療はホジキン病と胸腺発生の早期の症例に適応できる可能性があると考えられた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
縦隔悪性リンパ腫, 外科的治療法, 予後, 胸腺発生悪性リンパ腫 |
