| Title ： |
Turner症候群に合併した成人型大動脈縮窄症に対する1手術例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
菊地千鶴男, 青見茂之, 高沢有史, 八巻文貴, 橋本明政, 小柳仁 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
東京女子医科大学日本心臓血圧研究所循環器外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
8 |
| Page ： |
1175-1178 |
| Year/Month ： |
1996 / 8 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は24歳, 女性. 10歳時Turner症候群と診断された. 健診にて右鎖骨下拍動性腫瘤及び胸部X線上, 右上肺野に腫瘤状異常陰影を指摘され入院精査した. 入院時身長147cm, 体重65kgと低身長, 肥満を認めた. 血圧は上肢で170／100mmHgと高血圧であった. 胸部CTにて右腕頭動脈瘤及び大動脈縮窄症を認め, 手術目的に当科に入院した. 血管造影検査では下行大動脈は弓部大動脈と細い血管による交通があるのみで盲端に終わっており, 無数の側副血行路が認められた. 短躯による術野確保の困難性, 発達した側副血行路による大量出血を考慮し本症例に対して正中切開（開腹・開胸）による extraanatomical bypass手術を施行した. 術後は上肢の高血圧が解除され経過良好で退院し社会復帰している. Turner症候群には, 心大血管異常, 特に大動脈縮窄症（CoA）を高率に合併することが知られている. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Turner症候群, 成人型大動脈縮窄症, extraanatomical bypass |
