| Title ： |
巨大気腫性肺嚢胞症の術後呼吸困難の予測とその成績―予測式を用いた47例のprospective study― |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
太田三徳, 桑原修, 安光勉*, 古武彌宏*, 前田昌純**, 桂浩**, 中原数也***, 貴島弘樹*** |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
国立療養所刀根山病院, *大阪府立羽曳野病院, **香川医科大学第2外科, ***大阪大学医学部第1外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
10 |
| Page ： |
1847-1852 |
| Year/Month ： |
1996 / 10 |
| Article ： |
原著 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
われわれは既に, 術前呼吸困難を持つ巨大肺嚢胞症例が術後に次のどのGroupに属するかを予測する判別式を報告した. Group1：呼吸困難が術後に持続的に改善する. Group2：呼吸困難が術前と同程度または悪化する. 今回, 本症47例中術前呼吸困難を持つ28例で, prospectiveに予測の有効性を検討した. 予測Group1：22例, Group2：6例に対し実経過はGroup1：20例, Group2：8例と93％（26/28）で一致し, 家族性肺気腫例と肺炎反復例で誤判別した. Group2では呼吸困難の増悪時にFEV1.0％とΔN2も増悪し, その関連が示唆された. 術前呼吸困難のない19例は, 術後も機能的自覚的に良好な経過を示した. 術前肺機能上FEV1.0％が60％以上では全例改善した（Group1）. 一方FEV1.0％が55％以下, ΔN2が3.5％以上の症例は改善しなかった（Group2）. FEV1.0％とΔN2による判別式は低肺機能症例の手術適応の決定にも有用であった. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
巨大気腫性肺嚢胞症, 手術適応, 不均等換気, 呼吸困難, 肺機能 |
