アブストラクト（44巻10号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 甲状腺機能低下症を合併した虚血性心疾患に対する動脈グラフトのみを使用した冠状動脈バイパス術の2治験例 |
|---|---|
| Subtitle ： | |
| Authors ： | 林載鳳, 佐々木秀, 川本純 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 中国労災病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 44 |
| Number ： | 10 |
| Page ： | 1941-1944 |
| Year/Month ： | 1996 / 10 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 甲状腺機能低下症を合併した2例の虚血性心疾患患者に対して動脈グラフトのみを使用して冠状動脈バイパス術を施行し, 良好な成績を得た. 症例1：75歳, 女性. バセドウ病治療後の甲状腺機能低下症で陳旧性心筋梗塞. 甲状腺機能の補正を試みるも症状の悪化を認め, 機能低下のまま手術（RITA→＃7, LITA→＃14, RGEA→＃3）施行. 術後一過性の伝導障害等を認めた. 症例2：57歳, 男性. 原発性甲状腺機能低下症で狭心症. 手術前に甲状腺機能を正常化させ得た. LITA→＃7, RITA→＃9, RGEA→＃4PD施行. 特に問題を認めなかった. 甲状腺機能低下症合併例に対しても動脈グラフトのみでの冠状動脈バイパス術は可能と考えられた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 甲状腺機能低下症, 冠状動脈バイパス術, 動脈グラフト, 合併症 |
