アブストラクト（44巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 放射線治療部位に生じた胸壁発生骨肉腫の1切除例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 杉本努, 由岐義広, 大泉弘幸, 飯島善之, 藤島丈, 島崎靖久 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 山形大学医学部第2外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 44 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 2054-2057 |
| Year/Month ： | 1996 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 左乳癌に対する乳房切除術後の放射線療法施行25年後に, 同部位に発生した骨肉腫の1手術例を報告する. 症例は74歳, 女性. 1995年8月, 前胸部に約4cm大の腫瘤を認めた. 手術は胸骨L字切開にて開胸し, 第1, 2肋骨切除, 椎体との剥離のため左腕神経叢結紮切離, 浸潤していた肺を一部合併切除し, 左総頸動脈は一部腫瘍内にあったため人工血管にて再建した. 胸壁をMarlex-meshで再建後, 左上腕切除にて作製した筋皮弁にて被覆した. 病理組織は骨肉腫であり, 切除縁に腫瘍残存は認めなかった. 放射線誘発と考えられる胸壁骨肉腫は, 予後不良であるが, 今回の症例のように積極的な治療を行うことにより, 手術適応例がひろがるものと考えられた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 放射線誘発腫瘍, 胸壁腫瘍, 骨肉腫, 人工血管置換術 |
