アブストラクト（44巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 36歳女性の完全型縦隔内甲状腺腫摘除の経験 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 小山信二, 杉山茂樹, 美濃一博, 原祐郁, 三崎拓郎 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 富山医科薬科大学第1外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 44 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 2068-2071 |
| Year/Month ： | 1996 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は36歳, 女性. 胸部X線写真異常陰影を指摘され, 右前上縦隔に径6cm大の腫瘤が発見された. 201T1甲状腺シンチグラムは腫瘍集積を示した. 迅速組織診断を併施し, 腫瘍を摘除した. 腫瘍は濾胞腺腫で, 頸部甲状腺と連続性がなく, 完全型縦隔内甲状腺腫であった. 本例では胸骨縦断をどこまで置くかが問題であった. 36歳女性のQuality of Life（QOL）を考慮し, 右半襟状切開に上部胸骨正中縦断を第3肋間まで, 更に, 右半横断を行った. 腫瘍摘出に障害はなく, 有用な縦隔アプローチ法であることが示唆された. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 縦隔内甲状腺腫, 外科治療, 前上縦隔アプローチ, 甲状腺シンチグラム, サイログロブリン |
