アブストラクト（44巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 特発性血小板減少性紫斑病を合併した狭心症に対し, 動脈グラフトのみを使用して冠状動脈バイパス術を行った1症例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 林載鳳, 江口喜方, 佐藤克敏 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 中国労災病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 44 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 2091-2094 |
| Year/Month ： | 1996 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 特発性血小板減少性紫斑病（ITP）を合併した狭心症に対し, 動脈グラフトのみを使用して冠状動脈バイパス術（CABG）を行い良好な結果を得た. 症例は76歳, 女性. 狭心症の術前検査にて血小板数5.3×104/mm3のITPと診断された. 効果判定試験の後, 術前4日間免疫グロブリン大量療法（0.3g/kg/日）を行い血小板数が19.9x104/mm3まで増加したところで, 両側内胸動脈と右胃大網動脈を使用して3枝CABGを行った. 術当日20単位, 術翌日10単位の血小板輸血を併用した. 術後出血量は若干多かったが, 順調に経過し, グラフトもすべて開存していた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | ITP, 免疫グロブリン, CABG, 動脈グラフト |
