アブストラクト（44巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 胸腹部置換後遠隔期に急性I型解離を発症し大動脈亜全置換となったMarfan症候群の1治験例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 椎谷紀彦, 安田慶秀, 松居喜郎, 石井浩二, 瀧上剛, 佐久間まこと |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 北海道大学医学部循環器外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 44 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 2095-2099 |
| Year/Month ： | 1996 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | Marfan症候群の1例で, 胸腹部置換後遠隔期に急性I型解離を発症し, 計3回の手術により上行大動脈から両側総腸骨動脈までの大動脈亜全置換術を行った症例を報告した. 症例は48歳, 女性. 44歳時, DeBakey IIIb型解離性大動脈瘤にて胸部下行大動脈置換術を, 2年後, 残存解離腔の拡大にて腹部主要4分枝再建を伴う胸腹部大動脈置換術を行った. 初回手術から3年8カ月後, DeBakey I型急性大動脈解離を発症し, 急性心不全, ショックで来院した. 手術は4分枝付き大動脈グラフトによる上行・弓部大動脈置換術を行い, 良好な結果を得た. Marfan症候群においては, 遠隔期の新たな大動脈病変の発生を念頭に置き, 広範な大動脈置換と注意深い術後観察が必要である. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | Marfan症候群, 大動脈解離, Redo手術, 大動脈亜全置換術 |
