| Title ： |
成人胸壁原発横紋筋肉腫の1手術例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
白澤文吾, 杉和郎, 瀬山厚司, 金田好和, 小賀厚徳*, 江里健輔 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
山口大学医学部第1外科, *山口大学医学部第2病理 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
44 |
| Number ： |
12 |
| Page ： |
2187-2190 |
| Year/Month ： |
1996 / 12 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
本邦19例目の左胸壁原発横紋筋肉腫の1症例を経験したので報告する. 患者は68歳, 女性. 左前胸部腫瘤を主訴に来院. 経皮針生検で横紋筋肉腫と診断された. 手術は腫瘤縁より約4cm離し, 第6, 7肋骨を含めて腫瘤を摘出した. 胸壁の再建はMarlex mesh（R）を用いて行った. 術後追加療法としてCYVADIC療法を1クール施行した. 現在術後2年が経過したが, 胸壁欠損部の障害や再発兆候はない. 胸壁横紋筋肉腫は, safety margin（4cm以上）を含めた原病巣の完全な摘出と, 厳重な定期的経過観察が必要である. われわれは胸壁原発の横紋筋肉腫手術例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する. 「症例」症例：68歳, 女性. 主訴：左前胸部腫瘤. 現病歴：1993年1月左前胸部の痛みを伴った腫瘤に気付き近医受診. 経過観察が必要といわれ外来通院していた. 同年7月までに腫瘤が約2倍に増大したため精査目的にて当科紹介となった. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
胸壁横紋筋肉腫, 胸壁再建, 成人, Marlex mesh |
