アブストラクト（45巻1号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 共通房室弁二弁化手術後, 二期的に開窓Fontan手術を行い得た無脾症候群の1例 |
|---|---|
| Subtitle ： | 症例 |
| Authors ： | 野間美緒, 島田宗洋, 関口昭彦, 石澤瞭* |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 国立小児病院心臓血管外科, *国立小児病院循環器科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 45 |
| Number ： | 1 |
| Page ： | 88-91 |
| Year/Month ： | 1997 / 1 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は5歳6カ月の男児. 診断は無脾症候群, 右胸心, 右大動脈弓, 両側上大静脈（左右交通性）, 単心房, 共通房室弁口, 両大血管右室起始, 肺動脈狭窄. 生後8カ月時に右Blalock-Taussig短絡術及び右上大静脈結紮術を, 3歳2カ月時に両方向性Glenn手術及び進行を認めていた房室弁逆流に対する房室弁二弁化手術を, 4歳9カ月時には開窓Fontan手術に, 残存する房室弁逆流に対する弁形成術を加え, 良好に経過した. 共通房室弁二弁化手術は房室弁逆流を軽減し, Fontan型手術の適応拡大に有効な方法と考えられる. 共通房室弁逆流を伴う無脾症候群の1例に対し, 共通房室弁の二弁化により逆流を軽減し, 開窓Fontan手術を行い得たので報告する. 「症例」症例：5歳6カ月, 男児. 診断：無脾症候群, 右胸心, 右大動脈弓, 両側上大静脈（左右交通性）, 単心房, 共通房室弁口（Rastelli type A）, 両大血管右室起始, 肺動脈狭窄. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 共通房室弁, 二弁化手術, 房室弁逆流, 開窓Fontan手術, 無脾症候群 |
