| Title ： |
急性A型解離に対する上行大動脈置換術2カ月後に緊急弓部・下行大動脈置換術を行った慢性腎不全症例 |
| Subtitle ： |
症例 |
| Authors ： |
畑博明, 塩野元美, 折目由紀彦, 八木進也, 塚本三重生, 瀬在幸安 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
日本大学医学部第2外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
45 |
| Number ： |
1 |
| Page ： |
102-107 |
| Year/Month ： |
1997 / 1 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
IgA腎症で透析中の37歳男性に発症した急性A型解離にGelatin-resorcin-formaldehyde糊（GRF）を使用し, 上行大動脈置換術を施行し, 遺残解離腔を認めたが外来観察とした. 術後2カ月目に下行大動脈瘤の急激な拡大を示したため, 弓部・下行大動脈置換術を緊急に施行し, 軽快退院した症例を経験した. GRF糊の有用性と留意点を考察し報告する. 慢性腎不全で腹膜透析中に発症した心タンポナーデを示す急性A型解離に, 上行大動脈置換術を施行し, 患者は退院した. 術後2カ月目に胸部下行大動脈の急激な拡大を認め, 緊急的に弓部・下行大動脈置換術を行い軽快退院した症例を経験したので報告する. 「症例」症例：37歳, 男性. 主訴：背部痛. 既往歴：1990年4月からIgA腎症による腎機能低下, 高血圧症と診断され当院内科にて加療. 家族歴：特記すべきことなし. 病歴：1995年12月から心不全出現し, 増悪するため1996年1月9日当院内科に入院した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
解離性大動脈瘤, 弓部・下行大動脈置換術, 再手術, 腎不全, GRF糊 |
