アブストラクト(45巻2号:日本胸部外科学会雑誌)
Title : | 開胸あるいは胸腔鏡下生検で診断し得た末梢小型肺癌の検討 |
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Subtitle : | |
Authors : | 野守裕明, 堀尾裕俊 |
Authors(kana) : | |
Organization : | 東京都済生会中央病院呼吸器外科 |
Journal : | 日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : | 45 |
Number : | 2 |
Page : | 146-148 |
Year/Month : | 1997 / 2 |
Article : | 原著 |
Publisher : | 日本胸部外科学会 |
Abstract : | 開胸(11例)あるいは胸腔鏡下生検(15例)で診断し得た肺癌26例について検討した. 腫瘍の最大径は平均19mmであった. 開胸や胸腔鏡下生検を行った理由は腫瘤陰影の出現が13例, 増大が9例, 以前の写真はないが画像上肺癌の疑いのある症例が3例, 抗結核剤投与後の陰影の増大が1例であった. 組織型は腺癌18例, 扁平上皮癌4例, 大細胞癌3例, 腺扁平上皮癌1例で, 病期はT1N0M0が14例, T1N1M0が3例, T1N2M0が3例, 肺楔状切除のためN因子不明が6例であった. 再発死亡例はT1N1M0の1例とT1N2M0の3例であり, その他は全例無再発生存中である. 診断困難な肺気腫瘤で陰影の出現や増大が認められた場合, 悪性を疑い胸腔鏡下生検を行うべきである. また原発巣が小さくてもリンパ節に転移することが少なくないため肺葉切除とリンパ節郭清を行うべきである. |
Practice : | 臨床医学:外科系 |
Keywords : | 肺小腫瘤, 肺癌, 開胸生検, 胸腔鏡下生検 |