アブストラクト(45巻4号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 大動脈弁輪拡張症に対するDavid法の1例-人工血管サイズの選択について-
Subtitle :
Authors : 竹谷哲, 今川弘, 門場啓司, 澤芳樹, 山村憲幸, 松田暉
Authors(kana) :
Organization : 大阪大学医学部第1外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 45
Number : 4
Page : 635-638
Year/Month : 1997 / 4
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 大動脈弁輪拡張症(以下AAE)に伴う大動脈弁閉鎖不全症(以下AR)に対するDavid手術は自己弁を温存する利点を有するものの, その人工血管サイズの選択にはいまだ問題となることがある. 今回, われわれはDavid手術における人工血管のサイズの選択に左室流出路径を参考にして良好な結果を得た. 症例は非Marfan症候群, 54歳, 男性. 5-6年前から心雑音指摘され, 次第に労作時呼吸困難を認めたため精査施行したところ径58mmの上行大動脈瘤とAR(III度)を伴うAAEと診断された. 術後のQOL向上のため自己弁温存上行大動脈基部置換術を施行した. Davidの算出式による人工血管サイズでは径32-34mmと大きいため左室流出路径を採用し28mmとした. 手術は無輸血手術で可能であり, 術後経過は良好で, 大動脈弁逆流の残存, 圧較差を認めなかった. 本手術では人工血管サイズの選択において左室流出路径を参考にすることも一方法と考える.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 大動脈弁輪拡張症, David手術, 自己大動脈弁温存, 左室流出路径
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