| Title ： |
新生児・乳児早期critical aortic stenosisの2治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
井上雅博, 佐野俊二, 菅原英次, 紀幸一, 新井禎彦, 鎌田政博* |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
岡山大学医学部心臓血管外科, *岡山大学医学部小児科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
45 |
| Number ： |
6 |
| Page ： |
900-904 |
| Year/Month ： |
1997 / 6 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
高度のうっ血性心不全を呈し, 術前にショック状態に陥ったcritical ASを2例経験した. 2例ともに胸部X線写真で著しい心拡大と肺うっ血像を認めた. 症例1:日齢31日男児で, ショック状態で来院, 心エコー検査では左室駆出率15%と低下しており同日緊急手術を行った. 症例2:日齢12日男児で, 心エコー検査で左室駆出率70%, 左室-大動脈圧較差60mmHgであった. 入院後, 突然徐脈となり気管内挿管・心マッサージを施行し, 蘇生後緊急手術を行った. 手術は, 中等度低体温体外循環を用い直視下に行った. 2例とも大動脈弁は2尖弁で, 弁尖に認めたゼラチン様の粘液変性組織の切除と交連切開術を行い救命し得た. 新生児及び乳児早期に発症するcritical ASでは弁の異形成を伴うことが多く, 交連切開術に加え粘液変性組織切除が有効と考えられた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
先天性大動脈弁狭窄症, 大動脈弁異形成, 直視下大動脈弁交連切開術 |
