アブストラクト（45巻8号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 第7, 第9肋骨原発多発骨内分化型骨肉腫の1切除例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 橋本毅久, 名村理, 広野達彦 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 国立療養所西新潟中央病院呼吸器外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 45 |
| Number ： | 8 |
| Page ： | 1132-1137 |
| Year/Month ： | 1997 / 8 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は35歳, 男性. 左側胸部の腫瘤を自覚し当院に紹介された. 針生検及び画像診断より第7, 第9肋骨原発の多発骨巨細胞腫が疑われた. 手術は腫瘍より3cm離した部位を切除断端として左第7～第9肋骨を含む胸壁を切除し, 胸壁欠損部はMarlex meshを用いて再建した. 肺への浸潤や胸水は認められなかった. 病理組織診より第7, 第9肋骨原発の多発骨内分化型骨肉腫と診断された. 骨肉腫は長管骨に原発することが多く, 肋骨原発の骨肉腫はまれである. また骨肉腫のうち骨内分化型骨肉腫は良性疾患との鑑別が困難なほど悪性度が低く, 非常にまれな特殊型とされており肋骨での多発例の報告はない. 本症例は切除断端に腫瘍を認めなかったため術後の化学療法は施行せず現在外来にて経過観察中である. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 肋骨原発骨肉腫, 骨内分化型骨肉腫, 多発骨肉腫, 胸壁腫瘍, 胸壁再建術 |
