アブストラクト（45巻8号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | パスツール法を用いて自家肋骨移植による胸壁再建を行った背部デスモイド腫瘍の1例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 関みな子, 川村雅文, 堀之内宏久, 菊池功次, 小林紘一 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 慶應義塾大学医学部外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 45 |
| Number ： | 8 |
| Page ： | 1143-1146 |
| Year/Month ： | 1997 / 8 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は22歳, 女性. 再発を繰り返す胸壁デスモイド腫瘍に対し7度目の手術を行った. 手術は左第6, 7, 8, 9, 10, 11肋骨を含む広範な胸壁合併切除を要し, 人工材料や血管柄付き自家肋骨移植による胸壁再建が困難な状況であったため, 病巣内の自家肋骨を用いて胸壁再建を行った. 移植骨はパスツール処理し, 第6, 7, 9肋骨を使用した. 術後経過は良好で, 特に合併症は認めなかった. パスツール法を用いた自家肋骨の移植は胸郭の変形が少なく, 長期的には骨癒合と骨再生により抗感染性と十分な骨強度が期待される優れた方法であると考えられた. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 胸壁腫瘍, デスモイド腫瘍, パスツール法, 自家肋骨移植, 胸壁再建 |
