| Title ： |
真性胸部下行大動脈瘤再発・切迫破裂を来したVasculo-Behcet病の1手術治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
平田勇, 木村壮介, 道端哲郎, 大澤宏, 久米誠人, 賀嶋俊隆 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
国立国際医療センター心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
45 |
| Number ： |
8 |
| Page ： |
1173-1177 |
| Year/Month ： |
1997 / 8 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は66歳, 男性. 50歳頃より両下肢に結節性紅斑様皮疹, 外陰部潰瘍を認め, 59歳時皮膚生検にてBehcet病と診断された. 1992年胸部下行大動脈瘤(真性瘤)と診断され瘤切除・直接縫合閉鎖術が施行された. 1995年5月血痰, 左背部痛を伴って再発し, わずか3週間の間に胸部下行大動脈瘤の急速拡大を胸部CTにより確認した. 手術は瘤切除・直接縫合閉鎖・人工血管による被覆術(wrapping)を施行した. 手術所見, 病理所見から真性動脈瘤と判明した. Behcet病による胸部及び胸腹部大動脈瘤の本邦手術報告例(人工血管置換術, パッチ閉鎖術等)は8例を数えるのみであり, 術後4例に再発又は破裂を認めている. 本例にみられた真性動脈瘤の再発例は極めてまれと思われたので, 若干の文献的考察を加えて報告する. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Behcet病, 真性動脈瘤, 下行大動脈瘤, 切迫破裂, Vasculo-Behcet病 |
