アブストラクト(45巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 左無名静脈狭窄により上大静脈症候群を呈した慢性透析患者の1例
Subtitle :
Authors : 安宅啓二, 坂田雅宏, 脇山英丘, 辻義彦, 山下長司郎, 岡田昌義
Authors(kana) :
Organization : 神戸大学医学部第2外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 45
Number : 9
Page : 1587-1590
Year/Month : 1997 / 9
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 症例は45歳, 男性. 20年前に左前腕に内シャントを造設し, 血液透析を受けていたが, 9カ月前から徐々に, 左顔面~頸部~左上肢の腫脹と左前胸部の静脈怒張が認められるようになった. 静脈造影の結果, 左無名静脈の狭窄症と診断された. 鎖骨下静脈カテーテルの留置や縦隔疾患の既往はなく, 静脈狭窄の原因は不明であった. 治療として狭窄部切除後, 静脈再建術を施行し, 症状の消失が得られ, 再び維持透析を続行中である.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 無名静脈狭窄, 上大静脈症候群, 内シャント, 血液透析
このページの一番上へ