アブストラクト(45巻9号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 三尖弁置換術を施行した心室中隔欠損症に伴う感染性心内膜炎の3例
Subtitle :
Authors : 花田智樹, 山内正信, 佐々木哲也, 野坂誠士, 具光成, 中山健吾*
Authors(kana) :
Organization : 島根医科大学第1外科, *島根県立中央病院心臓血管外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 45
Number : 9
Page : 1612-1615
Year/Month : 1997 / 9
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 心室中隔欠損症(VSD)に伴う感染性心内膜炎(IE)の3例にVSD閉鎖と三尖弁置換術を行った. 症例は男性2例(17歳, 36歳), 女性1例(47歳)であった. 2例で多発性の肺塞栓を, 1例で巨大vegetationを認めた. また全例で抗生物質投与にもかかわらず感染が制御できないため, IE活動期に手術を施行した. 三尖弁は全例で広範に破壊されており, 三尖弁置換術(Carpentier-Edwards弁)が必要であった. またVSDは小さく, 全例直接縫合閉鎖した. 1例で術後完全房室ブロックのためペースメーカーを植え込んだが, 全例感染の再燃はなく, 社会復帰することができている.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 感染性心内膜炎, 心室中隔欠損症, 三尖弁置換術
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