| Title ： |
Aortic valve reimplantation法を用いた大動脈基部-上行-弓部-下行大動脈一期的置換術-I型解離, AAEを伴うMarfan症候群に対する再手術例- |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
多林伸起, 北村惣一郎, 谷口繁樹, 小林修一, 庭屋和夫, 吉川義朗 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
奈良県立医科大学第3外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
45 |
| Number ： |
9 |
| Page ： |
1644-1648 |
| Year/Month ： |
1997 / 9 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
Marfan症候群にDeBakey I型慢性解離性大動脈瘤, 大動脈弁輪拡張症, 大動脈弁閉鎖不全症を合併した再手術症例に対し, 一期的大動脈基部-上行-弓部-下行大動脈置換術を施行し良好な結果を得た. 大動脈基部はDavidら1)のaortic valve sparing operation, reimplantation法を施行した. 術後の抗凝固療法は不要であり, 大動脈弁閉鎖不全は消失し, 左室-大動脈圧較差も存在せず良好な弁機能を示した. 癒着のある下行大動脈には瘤内に人工血管を内挿するretrograde pull-through法を用いた. 術後MRIにて下行大動脈と人工血管との間に血栓化しており, 大動脈造影でも血流を認めなかった. 一期的に全胸部大動脈置換術を行うことにより次期手術待機中に破裂の可能性がなくなり, 適応を選べば積極的に施行しうる方法であると考えられた. またこの際, 大動脈基部置換にDavid法に準じた大動脈弁のreimplantation法を用いることで良好な弁機能が得られ, 生活の質が向上すると思われた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
Marfan症候群, 大動脈弁輪拡張症, 一期的胸部大動脈置換術, 大動脈弁温存手術, retrograde pull-through法 |
