Title : |
原発性肺癌に対する分岐部切除術-二連銃変法を中心に- |
Subtitle : |
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Authors : |
八木一之, 宮本好博, 富山憲一, 寺町政美, 山本一道*, 大政貢**, 田中亨*** |
Authors(kana) : |
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Organization : |
国立姫路病院呼吸器外科, *松江赤十字病院呼吸器科, **倉敷中央病院呼吸器外科, ***京都大学胸部疾患研究所呼吸器外科 |
Journal : |
日本胸部外科学会雑誌 |
Volume : |
45 |
Number : |
10 |
Page : |
1685-1689 |
Year/Month : |
1997 / 10 |
Article : |
原著 |
Publisher : |
日本胸部外科学会 |
Abstract : |
原発性肺癌に対して気管分岐部切除を18症例に対して行った. 男性17例, 女性1例で平均年齢は64歳であった. 気管分岐部再建が9例, スリーブ又はウエッジ全摘術が9例であった. 気管分岐部再建はモンタージュ型1例, ワンストーマ型2例, 二連銃変法6例であった. 二連銃変法とはわれわれの開発した気管と気管支の端々吻合部に気管支の端側吻合を加える術式であり, 合併症を来すことが少なく有用な術式と考えられる. 呼吸器系の術後合併症は分岐部再建において吻合不全4例(3例はピンホール), 呼吸不全2例を認めたが, 吻合不全は全例保存的に軽快し, 術後狭窄などの発生はなく治癒は良好であった. 全摘例においては呼吸器系の術後合併症は全く認めなかった. 術前より腎不全を合併していたモンタージュ型再建の1例を術後23病日にMOFにて失ったが, 他の症例は全例退院が可能であった(術死率5.6%). 吻合部の被覆は有茎肋間筋弁を用いているが, 致命的な術後合併症を回避するためには必須といえる. |
Practice : |
臨床医学:外科系 |
Keywords : |
肺癌, 分岐部再建術 |