アブストラクト(45巻10号:日本胸部外科学会雑誌)

Title : 肺癌術前検査において認められた副腎腫瘤4例の検討
Subtitle :
Authors : 三上厳, 山本光伸, 西村仁志, 小泉潔*, 五味淵誠*, 田中茂夫*
Authors(kana) :
Organization : 埼玉県立がんセンター胸部外科, *日本医科大学第2外科
Journal : 日本胸部外科学会雑誌
Volume : 45
Number : 10
Page : 1733-1737
Year/Month : 1997 / 10
Article : 報告
Publisher : 日本胸部外科学会
Abstract : 肺癌術前のCT, 超音波検査により, 4例の副腎腫瘤を有する症例を経験した. 肺癌の副腎転移を疑ったが, その確定診断はCT, 超音波のみでは不可能であった. MRI検査もCT, 超音波と比較して特に有効ではなく, また針生検も腫瘍細胞が陽性の場合は意義のある検査ではあるが, 陰性の場合はその結果に疑問も生じる. 従って, 確定診断を得るため副腎摘出を施行した(1例に転移を認めた). 副腎摘出術後は特に合併症を認めなかった. 画像診断上転移が疑われた症例に対しては, Stage及び治療方針を決定するために, 副腎摘出もやむを得ないと思われる.
Practice : 臨床医学:外科系
Keywords : 肺癌, 副腎腫瘤
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