アブストラクト（45巻10号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | Minimally invasive approachによる三心臓手術症例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 前原正明, 古梶清和, 山野元嗣, 申範圭*, 四津良平**, 川田志明** |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 川崎市立川崎病院心臓血管外科, *静岡赤十字病院心臓血管外科, **慶應義塾大学医学部外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 45 |
| Number ： | 10 |
| Page ： | 1778-1781 |
| Year/Month ： | 1997 / 10 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | われわれは, 1992年7月よりminimally invasive cardiac surgery(以下MICS)を積極的に導入し行ってきた. 今回, 右傍胸骨小切開法アプローチ(Cosgrove法)を用いて, 僧帽弁置換術(MVR), 大動脈弁置換術(AVR), 心房中隔欠損孔閉鎖術のMICSを本邦で初めて行った. 3症例(MVR, AVR, ASD閉鎖)とも, 無輸血手術が可能で, 術後合併症もなく, 術後15日, 13日, 9日目に退院し, 早期社会復帰した. MVR, ASD症例は, 手術視野良好であったがAVR症例は術視野不良にて, 長時間手術を要した. 大動脈弁, 上行大動脈疾患に対しては, 右傍胸骨切開法より, 胸骨横断法又は胸骨柄切開法によるMICSが良いと思われた. MICSは今後, 更に発展, 普及し, 患者に優しい医療として標準手術法になる可能性があると考えられる. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 低侵襲心臓外科手術, 右傍胸骨小切開法, 人工弁置換術, Minimally invasive cardiac surgery |
