アブストラクト（45巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | 右胸腔に発生した巨大な孤立性線維性胸膜腫瘍の1手術例 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 原田俊郎, 中山健吾, 北野忠志, 阪口仁寿 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 島根県立中央病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 45 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 1840-1843 |
| Year/Month ： | 1997 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | 症例は68歳, 男性. 労作時呼吸困難, めまいを主訴とし, 右胸部異常陰影を認めたため当院を紹介された. 胸部CT上, 右胸部の大半を占める充実性腫瘍を認め, 経皮針生検にて孤立性線維性腫瘍(Solitary fibrous tumor:SFT)疑いとの診断を得た. 開胸所見では右肺下葉の胸膜から発生する巨大な腫瘍を認めた. 他臓器への浸潤所見はなく, 一塊として摘出できた. 摘出腫瘍は大きさ22X20X20cm, 重さ3,920gであった. 病理組織学的にSFT, malignant potentialityありと診断した. 治験例のような大きなSFTはまれであり, また胸膜腫瘍の正確な診断には, 免疫組織化学的検討が非常に有用かつ必須と考えられたので, 文献的考察を加えて報告した. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | 孤立性線維性腫瘍, 免疫組織化学, 胸膜腫瘍, 外科治療 |
