| Title ： |
カンピロバクターによる孤立性三尖弁感染性心内膜炎の1治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
佐々木康之, 末広茂文, 柴田利彦, 南村弘佳, 熊野浩, 木下博明 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
大阪市立大学医学部第2外科, 大阪市立大学医学部心臓血管外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
45 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
1844-1847 |
| Year/Month ： |
1997 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
症例は発熱と下腿浮腫を主訴とする48歳の男性. 1994年11月より突然高熱が出現, 抗菌薬投与で一旦軽快したが, 再び発熱し, 心臓超音波検査で三尖弁の疣贅を指摘された. 血液培養にてCampylobacter fetusが検出された. 三尖弁感染性心内膜炎の診断で, 1995年5月当院に入院, 抗菌薬投与にもかかわらず炎症所見が軽快せず, また3cm大の疣贅があることより手術を施行した. 術中所見では三尖弁前尖に疣贅の付着がみられ, 中隔尖にも炎症の波及を認めたため, これを切除しCarboMedics弁にて置換した. 術後19カ月の現在, 感染性心内膜炎の再発は認めていない. 先天性心疾患を伴わない健常人における三尖弁感染性心内膜炎の発症は本邦では極めてまれであり報告した. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
三尖弁, 感染性心内膜炎, Campylobacter, 三尖弁置換 |
