アブストラクト（45巻11号：日本胸部外科学会雑誌）
| Title ： | カンジダ性肋骨骨髄炎の1例と本邦報告例の検討 |
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| Subtitle ： | |
| Authors ： | 明神一宏, 村上達哉, 石井浩二, 国原孝 |
| Authors（kana） ： | |
| Organization ： | 国立札幌病院心臓血管外科 |
| Journal ： | 日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： | 45 |
| Number ： | 11 |
| Page ： | 1862-1865 |
| Year/Month ： | 1997 / 11 |
| Article ： | 報告 |
| Publisher ： | 日本胸部外科学会 |
| Abstract ： | カンジダアルビカンスによる, 肋骨骨髄炎のまれな1例を経験した. 症例は49歳, 男性. 左前胸部の腫瘤を主訴に入院. 胸部CTでは, 左第3肋骨の骨破壊像を認めた. 針生検にて膿汁を吸引, Candida Albicansを認め, 創開放ドレナージを行い, 同時に抗真菌剤を投与したが, 治癒しないため, 第3肋骨部分切除, 掻爬を行い完治した. この間, 血液培養で真菌を認めず, 血清カンジダ抗体価の上昇もなかった. 本症は1年4カ月前心筋梗塞にて入院中, 経皮的冠状動脈血栓溶解療法が施行され, 中心静脈カテーテルが, 一週間留置されていた事以外, 誘因は考えられなかった. 但し, この入院時にカンジダ感染は確認されていない. 本邦で報告されたカンジダ肋骨骨髄炎11例は, 重症の基礎疾疾に続いて2-6カ月後に発症したものであった. |
| Practice ： | 臨床医学：外科系 |
| Keywords ： | カンジダアルビカンス, 肋骨骨髄炎, 抗真菌剤と病巣掻爬 |
