| Title ： |
術前播種性血管内凝固症候群を呈した重症大動脈弓部縮窄・心室中隔欠損・大動脈弁下狭窄に対する二期虚根治術の1治験例 |
| Subtitle ： |
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| Authors ： |
椎名祥隆, 金一, 小川雅彰, 向井田昌之, 石原和明, 川副浩平 |
| Authors（kana） ： |
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| Organization ： |
岩手医科大学第3外科 |
| Journal ： |
日本胸部外科学会雑誌 |
| Volume ： |
45 |
| Number ： |
11 |
| Page ： |
1898-1902 |
| Year/Month ： |
1997 / 11 |
| Article ： |
報告 |
| Publisher ： |
日本胸部外科学会 |
| Abstract ： |
左総頸動脈と左鎖骨下動脈間に狭窄を有する大動脈弓部縮窄症に心室中隔欠損症(VSD)・大動脈弁下狭窄を合併し, DICなど不良な術前状態を呈した生後16日目の男児に二期的根治術を施行した. 初回手術は後側方開胸を行い, Extended Aortic Arch Anastomosis(EAAA)に準じた拡大直接吻合法により再建した. 心不全増悪のため術後15日目に心内修復術を施行した. 胸骨正中切開, 体外循環心停止下に主肺動脈を切開しconus septumを経VSD的に可及的に切除した後, VSDをパッチ閉鎖した. 術後直接血圧は左室94mmHgに対し左橈骨動脈92mmHgで圧較差は認めなかった. 不良な術前状態を呈した症例において二期的根治術は過大な手術侵襲を回避する目的上有利と思われ, 大動脈弓部縮窄症に対しても拡大直接吻合法は有効と考えられた. また, 経VSD的左室流出路解除術も有効な方法と思われた. |
| Practice ： |
臨床医学：外科系 |
| Keywords ： |
大動脈弓部縮窄症, 大動脈弁下狭窄, 二期的根治手術, 拡大直接端々吻合法, 心室中隔欠損症 |
